アニメ あたしンち
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アニメ あたしンち 第3回 作画監督 大武正枝氏
7年目に入ってますます元気な『あたしンち』を これからも応援してください! アニメ あたしンち 第3回 作画監督 大武正枝氏

5周年が終わった…と思っていたら、実はもう7年目に入っていたんですよね。スタッフのみんなも、そう感じていると思いますけど、本当にアッという間でした。 私は作画監督という立場で、『あたしンち』に立ち上げから関わらせていただいています。最初、「あたしンち」がアニメになるよ!という話を聞いて、一番うれしく思ったのは、もしかしたら私かもしれません!(笑)実は自宅でとっている新聞で、毎週原作の連載マンガを面白く読んでいましたから、この作品がアニメになったらいいのに…と思っていたんですよ。

実際の制作が始まると、作品に対する思い入れとは別に、大変な作業がいろいろと出てきました。例えば登場するキャラクターのサイズと背景のバランスです。顔が大きかったり、足が短めだったり、見た目にも個性豊かなキャラクターばかりですから、背景との間に違和感が生まれないような絵を作り出すのに、とても気を使っています。
これは『あたしンち』をアニメにする上で、難しい!点だと思います。

「映画 あたしンち」(劇場版)より やすみ監督は、このコーナーのインタビューで、「藤野」と「しみちゃん」が気になると、おっしゃっていますが、私の場合は、「みかん」です。気になるというより、もう好きですね。大好き!(笑)。自分自身が高校生だった頃をいろいろと思い出させてくれて、共感度の高いキャラクターです。それから「父」もラブリーですね。特に「母」とのからみでは、いつもクスっ、と笑ってしまいます。

TVシリーズ「ユズがプールで…!」より思い出に残っているシーンはたくさんありますが、やっぱり一番の思い出は『映画あたしンち』(劇場版)ですね。苦労した分、愛着もあります。できあがって見て泣いてしまったのですが、これは自分の中でいい作品が出来た感動と苦労がゴッチャになった涙でしたね。
TVシリーズでは、「ユズがプールで…!」の話が印象に残ってます。川島の恋に落ちるところがかわいいですね!やっぱりクスッと笑ってしまいます。それともうひとつ、「帰ってきなさい」でしょうか。帰らぬみかんを待つ母がメチャいいんです!自分の親ともダブって見えました。

TVシリーズ「帰ってきなさい」より視聴者のみなさんも、あたしンちキャラクターの誰かと自分がダブったり、親しい人にそっくりのキャラクターを発見することあるかと思います。
そんなキャラクターたちを、これからもどうぞ温かく見守ってくださね。

プロフィール
大武 正枝(おおたけ まさえ)
アニメ制作に関わり30年以上のキャリアを持つベテラン。「あたしンち」以外にも、「ルパン三世」や「ドラえもん」、「ちびまる子ちゃん」「忍たま乱太郎」「ガラスの仮面」など多くのアニメ作品の制作に関わる。

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